どんな症状でもまずは気軽にご相談を
「こんな症状があるけれど、どの科に受診したらよいか分からなかった・・・」
そんな声を当院にはじめて来られた患者さまからよく耳にします。
当院は内科のクリニックですが、初診で来られる患者さまの症状は千差万別で、「手を包丁で切ってしまった」「足に湿疹が出て痒い」「下着に血がついて困る」「夜間の頻尿がつらい」など、多岐にわたる症状で来院されます。
当院は地域のホームドクターとしての総合診療を心掛けておりますので、どのような症状であってもまず診察させていただき、その上で当院でそのまま治療をするか、さらに専門外来にご紹介するかの判断をしています。
こんな症状で受診しても良いのかな、と心配される患者さまもおられますが、「いつでも気軽に相談できる地域医療の相談窓口」のようなクリニックを目指していますので、お気軽にご来院ください。
1錠でも薬を減らすことを心掛けています
「薬が多くて、服薬だけでお腹が膨れてしまう・・・」
「一錠でも今の薬を減らすことができればよいのだけど・・・」
このように思っておられる患者さまが多いと思います。
当院では、以前より「一錠でも薬を減らすこと」を外来で心掛けています。
具体的には、
- 1日2-3回内服している薬を、同等の効果で1日1回の薬に切り替える
- 合剤(数種類の薬が1錠にまとまっているもの)に切り替える
- 複数の病院で重なって処方されている薬を整理する
- 長期に処方されている薬が本当に今も必要か整理する
などを行っています。
そのためにも、まずはキードラッグ(ご本人の病状にとって、最も大切な薬)が何なのかを明確にするため、当院では初診時より、これまでの過去の既往歴(病気の経験)やアレルギー歴などを詳細に伺い、また複数の病院にお掛かり場合には、それぞれの病院からどんな薬が処方されているかを伺い、整理するようにしています。
1日1回内服を心掛けています
「昼のくすりをいつも飲み忘れてしまう・・・」
「正直、1日3回の薬を忘れずに飲むのは無理・・・」
・・・薬の種類が多い上に、朝・昼・夕・眠前など複数のタイミングで内服しなければならないと、内服を忘れたり、そもそも薬を内服すること自体が嫌になってくる方も多いかと思います。
当院では、特に高齢者の患者さまを中心として、できる限り1日1回処方を心掛けるようにして、薬の飲み忘れを予防できるように努めています。
たとえ認知症がある方でも、1日1回内服に切り替えることで飲み忘れを減らすことができ、ご家族やヘルパーさまの服薬介助が非常にやりやすくなり、何より患者さまご本人の内服への負担が軽減すると考えています。
訪問診療含め、高齢者医療に力を入れています
「もう年なので、大きな病院に通うのが難しくなってきた」
「これ以上体調が悪くなって、病院に通うことができなくなったらどうしよう」
・・・これまで大きな病院の専門外来に定期受診をされていましたが、体調面でも今後も通院を継続できるか不安になっておられる患者さまの声をよく耳にします。また、足腰の不調や持病の悪化のため、病院に通院すること自体ができなくなってしまった患者さまも増えてきておられます。
当院では、地域でこれまで精一杯頑張って生活されてこられた皆さまが、少しでも長く元気に過ごせるように医療を通してお手伝いできればと考えており、特に高齢者医療に力を入れています。
また、24時間対応の訪問看護ステーションとも連携しながら訪問診療を行い、来院することが困難になられた患者さまのご自宅に定期的に医師が伺い、診察や検査、処方を行っております。
リウマチ膠原病専門外来を行っています
当院外来では、リウマチ・膠原病専門外来を行っています。
リウマチ膠原病の患者さまは、病気の特性上、ご自身の病気と生涯の間お付き合いされることが多いため、定期的に大病院の専門外来に受診をされているケースが多くなります。
ただ、ご病状の悪化やご年齢に伴い、大病院の外来通院が困難になってこられるリウマチ膠原病患者さまが増えてこられています。
当院では、そのような患者さまも含め、地域でリウマチ膠原病患者さまを支えていけるようなクリニックを目指しています。
特に、ステロイドや免疫抑制剤等を使用している患者さまでは、感染症の際の抗生剤の点滴や創部の処置などを、大病院と連携して行っております。
京都のリウマチ膠原病の患者さまが、地域で少しでも長くお元気に過ごしていただけるよう、訪問診療を含め、お手伝いできればと思っております。