膠原病患者さまの生活のコツ・工夫
すべての患者さまに当てはまるコツばかりではありませんので、外来で主治医に必ずご確認ください。
家事・運動のコツ
- ステロイド減量直後、退院直後は安静を
- 十分な睡眠と適度な運動を
- ・ステロイド減量後、数日間は一時的にステロイド不足になることがありますので、そのタイミングで旅行や無理な運動は控えるようにしてください。
- ・退院の直後は、自宅に戻ってからもこれまでと同じペースで家事や仕事をせず、十分な休息が必要です。入院生活と比較して自宅での生活は想像以上に体力を消耗します。本来の体調に戻るまで数か月以上はかかると思っていただき、それまでは無理をせずゆっくりペースで生活をしてください。
- ・睡眠を十分にとってください。
- ・運動は軽い散歩程度から始めるようにし、主治医と相談しながら生活に慣れてきたらプールなど関節に負担がかかりにくい運動などもお薦めします。
- ・運動の合間には午前や午後に数時間、安静にする時間を持ってください。
仕事のコツ
- ・治療後に元の体力が戻ってこられたら、仕事を再開するタイミングを主治医とご相談ください。
- ・感染のリスクが上がってしまうお仕事や、体力を消耗するような力仕事など、しばらく避けた方がよいお仕事もありますので、どの程度まで仕事を再開するは主治医とご相談ください。
- ・これまでの1/3程度の仕事量から再開し、徐々に体を慣らしてください。
家族の協力のコツ
- ・一人で家事をすべてやろうとせず、ご家族にできる限り協力してもらってください。
- ・身体に負担のかかるような重労働は家人に任せるようにしてください。
- ・長時間連続の作業をしてから休むよりも、仕事を小分けにして合間にこまめに休息を取ってください。
(30分作業したら、5~10分くらい休む。)
- ・長時間立ちっぱなしにならないようにする。台所などには椅子を用意しておく。